訪問看護とは、看護師が主治医の指示の下、ご自宅へお伺いしてその方のご病気や障がいに応じた看護を行うことです。

看護と言っても内容は幅広く、当ステーションをご利用の方々の看護を例にあげると

  • 体調確認や服薬確認
  • 洗髪やお体を拭くなどの清潔援助
  • 浣腸処置などの排泄介助
  • 傷や床ずれの消毒・手当
  • 点滴や採血などの医療処置
  • 体調が悪化した場合の初期対応
  • 主治医や薬剤師・ケアマネジャーとの連携・協調

などなど、その人が困っている心身の状況から、在宅生活に関わるさまざまな環境要因にまで関与し、その人に応じた看護を行っております。

「病気や障がいがあっても、住み慣れた家で暮らしたい」

「人生の最期を自宅で迎えたい」

「家族だけで介護や医療的ケアができるだろうか」

「一人暮らしだけど大丈夫?」

ご病気や障がいを抱えながら生活する方やそのご家族は、日々このような不安をお持ちかと存じます。

私たち訪問看護師は、ご自宅での生活を支える役割を担いながら、時には、ご本人と医療機関・介護サービスとの調整役、ご本人とそのご家族の相談役として、日々活動しております。

めぐりの訪問看護をご利用されている方

めぐりをご利用される方々は40~100歳の成人の方。主な疾患は、高血圧や糖尿病などの成人病、心不全・脳梗塞後遺症などの慢性疾患、パーキンソン病等の方々が4割を占め、その他の6割がすべて悪性腫瘍(がん)患者様です。

がん患者様の状況は様々で、お仕事をされながら治療を続けていらっしゃる方、腫瘍が小さくなって日々穏やかに過ごされている方、最後の時を自宅で過ごしたいとご希望される方などがおられます。病状の進行に合わせて日常に看護が必要となってくる為、めぐりではがん患者様のうち7割は、終末期というステージです。

最後の時間は自宅で家族と過ごしたい、最後だけは病院で看取って家族の負担を軽くしてあげたいなど、その人その人が望む「在り方」に沿って関わり、2023年度はご自宅や病院施設でのお看取りを約50例ほどご支援させていただきました。

ガンの終末期の方への支援

・病状や体調の変化に合わせたケアをする

「食欲がなくなってきた。あまり食べたくないな。」

「トイレへ行くのがしんどい。」

「お風呂に入るのも一苦労だよ。」

昨日できたことが、今日はできない。
今日できたことが、明日はできないかもしれない。
病状が悪化し始めると、日々の変化が顕著になってきます。

身体が思うように動かなくなってきたとき、ご本人は「食事やトイレの手伝いなんて、そんな大変なことは家族に迷惑をかける」、ご家族は「何もしてあげられない、何をしていいか分からない」と、お互いに遠慮や無力感を感じる方が多いように感じます。

できないことが次々と増えていく喪失感、この先どうなっていくのか想像ができない不安や緊張のなかで、体調やお気持ちの変化を捉えながら、今できることはなにか、残された時間をどう使うか、ご本人やご家族がしたいことをどうすれば叶えられるかを一緒に考えて、ケアを行っていきます。

・家族や大切な方と過ごす時間を優先する

ケアを行っていく中で、ご本人とご家族との大切な時間を過ごせるように、お手伝いしています。

  • 旅行やドライブ、外食など、余生を大切な人と一緒に楽しめるように、受診日の調整やお薬の使い方を助言
  • 長期入院を余儀なくされていた分、在宅では寝室、時にはひとつのベッドで一緒に休まれるお宅の環境調整
  • ご家族から本人が大事に育ててきた花を窓からでも見せてあげたいと要望があり、リハビリスタッフと福祉用具事業所様との調整により、寝たきりのご本人がお庭を楽しめるようにデザイン

終末期は、特にご家族との時間が大切と考えていますので、緊急時対応も整えながら、出来るだけご家族で過ごせるように配慮しています。

訪問回数や費用について

利用する保険制度が、介護保険と医療保険とで変わります。どちらも基本的には、訪問回数と滞在時間で料金が発生しますが、いずれもご利用者様の自己負担割合や心身の状況によって金額が大きく変わってしまうため、全利用者様に対して、サービス利用前に説明・契約をさせていただいております。

ご利用の相談先

まずは、かかりつけの医師、お近くの地域包括支援センターや市区町村の介護保険や障がい福祉の担当窓口、担当ケアマネジャー様へ相談してみるのがよろしいかと存じます。相談先が周りにいない場合は、直接お問い合わせください。

さいごに

その人らしく在れる最高の場所が〝ホーム″

私たちめぐりおびひろは、その〝ホーム″で、すべてのご利用者様の毎日が、その人らしく過ごせることを目指しています。

PAGE TOP